オススメなクリーニングペーパーの種類

2015年12月19日

定番クリーニングペーパーをご紹介

木管楽器のセルフメンテナンスとしてよく使われ、色々なメーカーから出ているクリーニングペーパーですけど、使い心地とかも結構個性的だったりするんですよね。

今回は商品知識の一つとして、オススメというか定番としてよく売られているクリーニングペーパーの紹介と、それぞれの特徴や違いについて解説します。

YAMAHA CP3 クリーニングペーパー

YAMAHA_クリーニングペーパー_CP-3_オープン

やはり王道といえばYAMAHAブランド

ザ・スタンダードが欲しいならYAMAHAでしょう。

さすがヤマハといったところで、使い勝手も水分の吸い込みも優秀なクリーニングペーパーです。

高いレベルで無難にとどまっていて特にクセもなく扱いやすいので、初心者にも安心してオススメできるのが特徴

以前クリーニングペーパーとパウダーペーパーが一つのパッケージに入った便利な商品もありましたが、残念ながら廃番になっています。

GALAX(ギャラックス)クリーニングペーパー

ギャラックス_クリーニングペーパー

裏ワザ的にティースクッションとしても重宝されるGALAX

GALAX(ギャラックス)のクリーニングペーパーの特徴はなんと言ってもその破れにくさが特徴です。

そのためクリーニングペーパーとしてはもちろん、下唇の内側を保護するティースクッション代わりにもよく使われています。

特に唇を巻いて吹くため唇の内側に歯が当たり痛くなりやすいクラリネット奏者やサックス奏者に人気です。

GALAXのクリーニングペーパーは普通にお手入れ用品としてもティースクッションとしても使え、しかも安価なため、かなり人気です。

H.SELMER吸水シート

VANDOREN_吸水シート

繰り返し使える特殊な素材でできた吸水シート

H.SELMERの吸水シートはそもそもシートであってペーパーではありませんが、クリーニングペーパーと同じ使い方ができるものなのでご紹介しておきましょう。

紙ではなく、繰り返し使用できるシートでできたちょっと特殊な製品です。

水分を吸い取った後、乾けばまた使えます。

シートでは使いにくい場所でも大丈夫なように棒もついています。

1000円で3枚程度と普通のクリーニングペーパーに比べれば若干高いのですが、繰り返し使えるので価格のことはそう気にしなくてもよいでしょう。

ちなみにSサイズとLサイズの二つがあります。タンポの大きさによって使いやすい方を選びましょう。

一般的にはアルトサックスやファゴットなどにはLサイズフルートやクラリネット、ソプラノサックスなどにはSサイズが好まれています。

にしても、世界的なサックスブランドであるH.SELMERの表記自体はありながらセルマーらしからぬなんだかチープなパッケージですよね。

初めて見たときはセルマーを騙る偽物かと思ったほどですが……

安心してください。偽物ではありません。

実際にはH.SELMER社製品の正規輸入代理店契約を結んでいる野中貿易さんが作ったパッケージっぽいんですけどね。だからチープ(失礼)

山野楽器オリジナルのシートにH.SELMERの名前を入れたのか、H.SELMERの日本語版パッケージを野中貿易さんがやったのかわかりませんけどね。

野中貿易(Nonaka Boeki)
¥1,129(2024/10/12 01:42:54時点 Amazon調べ-詳細)

BG パッドドライ A65シリーズ

BG_パッドドライ_A65

マイクロファイバー素材で繰り返し使えるBGのパッドドライ

SELMERの吸水シートに近い商品でBGのパッドドライ(A65シリーズ)も商品もあります。

こちらはマイクロファイバー素材。

1枚650円と通常のクリーニングペーパーに比べれば高価ですが、これまた繰り返し使えるのが特徴です。

クリーニングペーパーまとめ

  • YAMAHAのクリーニングペーパーが最も一般的でオススメ。
  • GALAXのクリーニングペーパーは破れにくく、クラリネットやサックスのティースクッション代わりとしてもよく使われる。
  • SELMER(野中貿易)の吸水シートやBG パッドドライといった、使い捨ての紙ではなく繰り返し使える素材でできたクリーニングペーパーと同じ役割を果たす商品もある。

クリーニングは本当に色々なブランド、メーカーから出ていて挙げていけばキリがありません。

ので、今回はあくまでも代表的なもの・特徴的なものをいくつか挙げました。

スタンダードなタイプの代表としてヤマハ、丈夫でティースクッションとしての人気も高いGALAX、吸水シートのH.SELMER(野中貿易)、マイクロファイバー素材のBG パッドガード……

しかしこれといって選び方があるわけではなく、使い勝手など好みで選ぶものです。

基本的には使い捨て、繰り返し使えるものでも消耗品ですから色々試してみて使いやすいものを見つけるといいでしょう。