ギターアンプ・ベースアンプをスピーカー代わりに音楽を流せる?

2018年6月5日

アンプ・イコライザーイメージ

エレキギター・ベース用のアンプがあるとふと思うこと。

ギターアンプやベースアンプにスマホや音楽プレイヤーをつないでスピーカー代わりにすることってできるの?

もちろん、専用のAUX端子(オグジュアリー端子)を搭載したアンプならスマホやプレイヤーをつないで音を出すことができます。

ですが、それ以外のギターアンプやベースアンプでも音を出せるのです。

ギターアンプ / ベースアンプでも音は出せる、けれど……

AUX端子がなくても、ギターアンプやベースアンプのインプット端子にスマホやプレイヤーなどをつなげば音は出ます

アンプとシールドのフォンプラグと呼ばれる1/4インチのジャックとプラグで、スマホを含むオーディオプレイヤーは3.5mmのミニジャックとミニプラグ。

サイズは違いますが、画像のような変換ケーブルや変換プラグの類があればつなぐことが可能。

アンプがあるならシールドケーブルもあるでしょうから、フォンプラグを3.5mmミニプラグにする変換プラグがオススメ。

  • 価格   ¥ 345
  • メーカーKC
  • 販売者 音響・楽器機材のRIZING

これをシールドケーブルにつけてスマホや音楽プレイヤーにつければオッケー。

シールドケーブルはケーブルとしてはグレードの高いものでノイズ対策もされていますし、変換プラグの値段も安いですし。

ただし、音質にはあまり期待しないこと!

上記の通り、変換ケーブルをつないであげればスマホや音楽プレイヤーなどから音を出すことは可能です。

パソコンなんかもつなぐことはできます。ギターアンプやベースアンプってよくみかける10Wクラスものでもオーディオとしてみればかなり大きいので、音量も出せます。

が、正直音質はあまりよくなりません。

アンプはステレオじゃなくてモノラル

なにより、ギターアンプやベースアンプはステレオじゃなくてモノラルです。

イヤホンやヘッドフォンで音を聴いてるとおわかりかと思いますが、左右で出る音って違いますよね。

これは人間の耳で自然に聴こえるよう、楽器のパートや音域などで分けてステレオで左右に割り振って音源=曲のデータを作っているから。

しかしアンプは一般的にスピーカーがひとつしかなくモノラル入力のため、音を左右に割り振りようがないのです。

ライブハウスやスタジオでは大定番のRoland JC-120はスピーカーが2本ついており、実際搭載エフェクターのコーラスはステレオ仕様。

しかし、そもそも入力がモノラルなので割り振るといったことはできません。改造でもしない限り。

ギターやベース用の「 クセ 」づけされる

実はアンプはギターやベース向けにかなりクセづけされた音を出しています。

ギターやベースのピックアップはもともとかなり「 クセ 」のある音の信号で、アンプ内部でより「 エレキギターらしい 」or「 ベースらしい 」音に仕上げているもの。

一方、音楽の音源は基本的にフラットな状態で音を出すことを前提に編集されています。

なので、ギターアンプ・ベースアンプで音楽を流すとアンプのクセがつくのです。

メーカーやモデルにもよりますが、ギターアンプでは低音域や高音域がかなりカットされてしまい、全体的にもこもことこもったような音になる傾向があります。

ベースアンプは全体的に音域が広く、低音を強調しているだけのものが多いのでそれなりに聴ける……かも?

楽曲でギター・ベースなど特定の音を聴くには良い?

アンプで音楽を流すとギターやベースの音がおいしく聴こえる帯域が強調されるので、ギター・ベースパートを重点的に聴ける点はある意味メリットともいえます。

といっても最近はスマホでイコライジングできるし、ある程度性能の良いオーディオアンプ / スピーカーなら本体側でも調整できます。

やはり音質にこだわるなら専用のオーディオアンプの方が良いでしょう。

AUXつきでもモノラルなので、ステレオのものを用意する

Mobile Cubeの使用例

オーディオアンプとしてもギターアンプとしても使えるアンプもある。

スマホなどをつなげられるAUX端子がついているアンプもありますが、あくまでもギターやベースの練習のときに音楽と一緒に練習ができるようにするもの。

スピーカーが一本なら当然ステレオにしようがありません。

「 ギターアンプとしても使いたいけど音楽の音質も妥協しなくない! 」と音質にもこだわるなら、そもそも兼用として出ているモデルを選ぶのがベター。

たとえば画像のRoland Mobile Cubeとか。これはギターのみならずキーボードやボーカルマイクなどいろいろな楽器のアンプ・スピーカーとして利用できて、しかもステレオ出力。

  • 価格   ¥ 17,300
  • メーカーローランド
  • 販売者 楽器のことならメリーネット

電池式でポータブル用途としても使えるし特にクセなく音楽再生も可能な優秀なモデルです。ただ、ちょこっとお高いのが難点。

「 ギターアンプ型 Bluetoothスピーカー 」も

実はFenderから「 ギターアンプ型Bluetoothスピーカー 」も出ています。

見た目もFenderっぽい感じで非常にかわいらしい。

iPhoneにステレオジャックがつかなくなっているので、アンプ側にAUXがあっても変換プラグを用意しても直接つなぐことができないので、こういったものを用意した方が良いかも?

ほかにもギターアンプの王様Marshallや、RolandからもジャズコのBluetoothスピーカーバージョンであるJC-1が出ています。

音はサイズなどもあるため一概にいえませんが、見た目でいえばFenderかMarshallのが高級感あってカッコ良い。

ただ一つ、非常に残念なのはこの子たち音楽用Bluetoothスピーカーであってギターアンプじゃないので、ギターの演奏はできません。

えっと……この記事の趣旨ってなんだっけ。

まとめ:ギターアンプ・ベースアンプをスピーカー代わりに音楽を流せる?

  • AUX端子がついていれば問題なく音は出せる。
  • AUX端子がなくても変換プラグでアンプのインプット端子につなげば音が出せる。
  • ただし、専用回路を組んでいるのでもない限り音質的にはやはりオーディオスピーカーには劣る。

アンプを音楽スピーカー代わりにできるか。

「 エレキギター、ベースに直接ヘッドフォンを挿しても音は出る? 」と並んで初心者のころ、誰もが思う疑問のひとつですね。

スタジオでちょっと音源を確認したりするにはアンプを使っても問題ありません。変換ケーブルだけあればいいので手軽でいいですよね。

PA卓側から出した方が結果的には良いのですが、端子が多すぎてどこにどうつなげばいいかもよくわからなかったりもしますし。

ちなみに、エレキギターやベースに直接ヘッドフォンをつないでも音は出ません。この辺について詳しくは以前解説していますので、興味がある方は下記リンクよりどうぞ。(新しいタブで開きます。)