エレキギター、ベース用ツマミのノブが緩い状態でも取り付ける裏技・対処方法
インチやらセンチやらでサイズが合わないことも多いツマミ
エレキギターやベースのツマミは一度セッティングしてしまえば演奏中はそこまでガシガシ変えることは少ないもの。
回しやすさだけでなくファッション性も重要視され、手軽に個性を出すためにノブを付け変える方も多いものです。
しかしノブがつくポットのシャフトにはいくつサイズがあり、ノブとの相性によっては取り付けられなかったり緩い場合があります。(ポット=ツマミを構成するパーツ)
サイズがきつくて取り付けられない場合はそのノブを諦めるか逆にポットを交換するしかありません。
反対にノブが緩い場合はとりあえずつくことはつくけれど、すぐに抜けてしまったりとトラブルになることも。
しかし、緩いだけの場合は実は簡単な応急処置でとりつけることができます。
この記事のポイント!
- ポイント1
- 特にミリサイズのポットにインチサイズのノブをつけようとすると緩くなる。
- ポイント2
- 緩いノブは紙など身近なものをスペーサーにして取り付ける!
ツマミに対してノブが緩い時でも簡単に取り付ける方法
ノブの内径がポット(ツマミ)のシャフト径に対して大きい場合、緩くて取り付けられないなんてことになります。
ノブがキツイ分には対処が難しいのですが、緩い分にはノブの内径部分にスペーサーをかましてきつくしてやればOKです。
スペーサーといってもちょっとした紙をちぎってノブの内側の横壁の丸に合わせてぐるりと詰めるだけ。
紙じゃなくてもいいんですけど、紙なら折ったり切ったりで厚みを変えてキツさを微調整やすいのでオススメです。
その辺のコピー用紙でもメモ紙の切れ端でもいいし、リッチな人なら諭吉を切って詰めても良いでしょう。
ただ、ティッシュだとちょっと柔らか過ぎてシャフトに押されて奥に詰まっちゃうので使いづらく、あまりオススメしません。
なおスペーサーをきつく入れすぎてしまうとノブの素材によってはひび割れを起こすことがありますし、抜けにくくなってのちのちで大変なので注意が必要です。
なぜノブが緩い?
ノブが緩い理由には、シャフトやノブのサイズの規格にインチサイズとミリサイズがあるからです。
シャフトの形状にもよりますが、インチサイズだと6.35mm、ミリサイズだと6mmとなります。
なのでミリサイズのポットシャフトにインチサイズのノブをかぶせようとすると緩くなってしまうのです。
(反対にインチサイズのシャフトにミリサイズのノブはキツい)
その0.35mm分の隙間を紙で埋めちゃおう、ってのが今回のお話です。
なお、同じインチサイズのノブ、ポット同士でもミリサイズ同士のノブ、ポット同士でもメーカーなどのクセの相性や細かい個体差によってきつかったり緩かったりすることがあります。
イモネジ付きのノブを使う方法も。
横にイモネジがついたタイプのノブであれば、ツマミのシャフトの径に対してノブの内径が大きく緩い場合でも問題なく取り付けることが可能です。
単純にネジをキツめに締めれば留められるので、イモネジつきのツマミを選ぶのも良いでしょう。
ただ、イモネジのついたタイプはどちらかといえばエフェクターやアンプなど周辺機器でツマミで多く、エレキギター用としてはちょっと少ないです。
IbanezやESPなどモダンなデザインのエレキギター、ベースには使われたりもしますが、FenderやGibsonなど伝統的なデザインのモデルに使われるノブはかぶせタイプがほとんどで、イモネジなデザインのツマミではあまり見かけません。
エレキギター、ベース用ツマミのノブが緩い状態でも取り付ける対処方法まとめ
・ノブがツマミ(ポット)のシャフトに対して緩い場合ノブの内側にスペーサーを詰めることで取り付けが可能。
・イモネジ付きのツマミを使うのも有り。
実はツマミとノブのサイズ規格があったものでも細かい個体差によってきつかったり緩かったりすることがあります。
若干きつい分には抜けにくいだけでしっかり取り付けられるのですが、緩いとすぐに抜けてしまって非常に使いづらいことがあります。
そういった時は細く切ったり折った紙などをノブの内側に入れてあげると抜けにくくなるので、ぜひ試してみてください。
ただし、先述のとおりスペーサーを入れ過ぎると抜けにくかったりツマミ自体が割れることもあるので注意しましょう。
なお、逆にノブがキツくなってしまい抜けなくなった場合の対処方法、抜き方も解説しています。
気になる方は関連記事よりどうぞ。
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