エフェクターを使わない時にパッチケーブル、シールドのプラグははずしておかないと…
大して使ってもいないのにエフェクターの電池が切れる?
エレキギターを使うギタリストならみんな大好き、エフェクター。
(ベーシストも?)
久々に使おうとか音出そうと思ったら9V電池が切れていた経験ある方、多いと思います。
電池は使っていなくても長い年月放置すると自然に放電してしまうこともあるのでそのせいなこともあります。
が、実はもう一つよくある原因が、パッチケーブルやシールドをつなぎっぱなしで放置にあります。
この記事のポイント!
- ポイント1
- 電池を入れた状態ではプラグを抜いて保管!
- ポイント2
- 電池がどんどんなくなっちゃう!?
電池を入れたエフェクターは、保管時シールドやパッチケーブルははずしておくべき
エフェクターは保管時、使わない時はインプット端子からシールドやパッチケーブルのプラグを抜いておかないと電池をどんどん消耗しています。
前回新品の電池を入れて一回使っただけなのに、数日エフェクターボードにしまっていたら電池がなくなっていた、なんてのは大抵配線しっぱなしのせいなのです。
エフェクターの電源はインプット端子でオン / オフを管理している
エフェクターはエフェクトのオン / オフとは別にインプット端子が電源スイッチとして機能しています。
インプット端子にプラグをさしているだけで電源が入りっぱなしになるため、音を出していようがいまいが、エフェクトがオンであろうがオフであろうが電池を消耗してしまうのです。
ちょっとわかりにくいのでテレビに例えると
・インプット端子=テレビの主電源
・フットスイッチ=リモコンの電源ボタン
テレビをみない若者向けにわかりやすくパソコンで例えるなら、
・インプット端子=PCの主電源ボタン
・フットスイッチでオフ=スタンバイ状態
・インプット端子からプラグを抜く=完全シャットダウン状態
ってな感じ。
つまり、インプット端子にプラグを挿しているだけで電池がなくなっちゃうってワケです。
一部アウトプット側が電源スイッチの場合も
先述の通り、基本的にエフェクターのインプット端子がエフェクターの電源スイッチを兼ねています。
なので配線全部を外さずともエフェクターのインプット側のプラグだけ抜いておけばOK。
ですが、実はBOSSのループステーション RC-1など一部のエフェクターはアウトプット端子がスイッチである場合もあります。
ほぼほぼインプット側に電源機能が付いているので大抵は問題ありませんが、一応自身でお持ちのエフェクターの電源がどちらにあるかは把握しておくとよいでしょう。
(特に電池を使う方でボードガチガチに組んでおきたい派の方)
電源がインプット側かアウトプット側が見分ける方法
見分ける方法は非常に簡単で、インプットかアウトプットかのどちらかだけにプラグを挿してフットスイッチを押すこと。
当然主電源が入らなければエフェクターのインジゲーターも付かないので、インジゲーターが付いた方に電源があることになります。
反対にインジゲーターつかない方はプラグを挿しっぱなしにしておいてもいい、ってなわけです。
ただこの方法は残念ながら LEDインジゲーターのない古いエフェクターでは使えません。
MXRの昔のPHASE90など。
その場合はエフェクターの裏ぶたを開けて中を確認するしかありません。
端子が三つあるステレオジャックが使われている方が電源機能を兼ねている方です。
ちなみに、先に例として出したBOSSのループステーション RC-1の場合は親切にもアウトプット側にPOWER ONと表記されています。
エフェクターを使わない時はシールドははずしておくべき!まとめ
・エフェクターはインプット端子が電源スイッチとなっている
・そのため、エフェクトがオフの時でもプラグがさされているだけで電池を消耗する
・特に電池を使っている場合はシールド、パッチケーブルのプラグをインプット端子から外しておくべき
実際管理人もそうとは知らずにスタジオ練習の後にギターとアンプだけシールドをはずしてしまって2週間ほど空いてから音を出そうしたら電池が全部切れていた経験があります。
当時高校生だった管理人にとって新しい電池を買うのはなかなか痛い出費でした。
電池ではなくアダプターを使う場合も実は同様。
電池切れがないため気づきませんが、実は電気を使い続けるので、アダプターもエフェクターも全部つなげておくとどんどん電気を消費しています。
エフェクターの電気消費は大したことないといえば大したことはありませんが、非経済的っちゃ非経済的。
電池にしてもアダプターにしても、ずっとつなげっぱなしにするときは注意しておきましょう。