自分でできる!エレキギター・ベースツマミのガリを取る方法

2018年1月7日

ジャリジャリって音=ガリが出ている

ガリノイズイメージ

ガリっていってもお寿司のアレじゃありませんよ。

ボリュームやトーンツマミを回すとジャリジャリ、ガリガリと砂を噛んだようなガリノイズ音がするときがあります。

これはエレキギターやベースのみならず、エフェクターやアンプでもよくある現象。

ですが、いっしょくたにするとわかりにくいので今回はエレキギター、ベースに焦点をあてて解説します。

ポットのホコリが主原因

ポットは内部にカーボンでできたレールがあり、ツマミを回すと接点がレールの上を動く構造にです。

たとえるなら線路の上を走る電車のイメージ

カーボンレール=線路の上に異物がのっていたら、接触する接点=車輪が線路と離れ車両がガタガタ揺れますよね?

ガタガタとした揺れ=ポットのガリノイズってわけです。

実際にガリが起こる原因はさまざまですが、ポット内部にホコリが侵入したり、さびにより接触不良を起こしている場合がほとんどです。

対処方法:KURE 556や接点復活剤を使う

対処方法は意外と簡単。呉工業のKURE 556や接点復活剤を使ってポット内を洗浄しホコリやサビを取り、改善します。

専用の接点復活剤も各ギターメーカー、ギター用品メーカーが出していますが、一番オススメなのはKURE 556です。(正式名称はKURE 5-56)

もともとは自転車などのさび取り用途の品。

ですが、これがポットのガリにめっちゃ効く。容量のわりに安いし、ハンズやその辺のホームセンターで売ってて手に入れやすい優秀さ。

プロのリペアマンや楽器店の店員でも接点復活剤よりKURE 556って人多いです。

  • 価格   ¥ 906 ¥ 1,050
  • メーカーKURE(呉工業)
  • 販売者 Tool mania

実際にポットのガリを取ってみよう

ギターのツマミに使われるポットには足の辺りに隙間がある

ギターのツマミに使われるポットには足の辺りに隙間がある。

まずポットがどこにあるかというと、当然ボリュームツマミやトーンツマミの裏側。基本的にはピックガードかコントロールパネルの裏側、もしくはバックパネルを外した中にあります。

ストラトキャスターやジャズマスター、プレシジョンベースだとピックガードを、レスポールタイプならバックパネル、ジャガーやジャズベースは金属のコントロールパネルを外します。

(ストラト、ジャズマスター、プレシジョンベースのピックガードは弦を完全に外しておくか、十分に緩めないと外せません)

外したら配線を無理に引っ張ったりしないように注意。はんだ付けされているので簡単に断線はしませんが、強く引っ張るなど無理に力を加えると、つながっているように見えても接触不良を起こすなどトラブルの原因になります。

といってもよほど強く引っ張らなければ多少どけたり動かす分には問題ないので安心してください。

管理人愛用のKURE 336

ポットのガリノイズ取りに使えるKURE556(KURE336)

ポットのガリノイズ取りに使えるKURE556(写真のはKURE336)。

KURE 556や接点復活剤のスプレーにはホースがついているのでうまく使いましょう。

ちなみに管理人が使っているのはKURE 556でも接点復活剤でもなく、KURE 336。KURE 556の高級版。

いうなら556はただのザクで336は指揮官用のS型ザク。

  • 価格   ¥ 773 ¥ 1,620
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高いくせに3倍早くノイズがとれるわけでもなく、基本的な性能は556と変わりません。

が、吹いたあと駄菓子の粉末コーラみたいな甘い匂いがするのでお気に入り。556とか接点復活剤は結構くさいです。

ポットにはどこかしらにマドがあります。大抵は三本の足が出ている辺り。

そこにKURE 556や接点復活剤のホースを差し込んでプシューッと吹き込んでやりましょう

ポットの隙間からKURE556や接点復活剤を吹きこむ

ポットの隙間からKURE556や接点復活剤を吹きこむ。

吹き込んだら表側のツマミを端から端まで勢いよく回します。この接点の動きでスプレーを全体に馴染ませると同時に、ホコリやサビをとります。

ぐるんぐるんと勢いよく何度も何度も回すのがコツです。

作業が終わったらピックガードやコントロールパネルを元に戻す前にアンプにつなぎ、ガリが取れているか確認しましょう。

とれてなかったらもう一度やる必要があるので、先に閉じてしまうとまた開けるはめになります。

密閉型ポットでもとりあえずやってみよう。

本来画像のような密閉型ポットはホコリやサビの原因となる水分が侵入しにくいためガリが起こりにくいもの。

しかし完全ではなく、やはり使っている内にガリが出てしまうことがあります。

穴がないためKURE 556や接点復活剤を吹き込めないように見えますが、シャフトやポット本体の間から無理矢理吹き込んでぐりんぐりんしてやれば直ることがあります。

すぐにあきらめず一度試してみると良いでしょう。

KURE 556、接点復活剤を使ってもガリがとれない場合

KURE 556や接点復活剤を使ってもガリノイズが取れない時もあります。ポットの消耗=カーボンレールや接点の摩耗やもうとりきれないようなサビが原因。

ポットの寿命と思って交換するしかありません。

ポット自体は1個100円程度で変えてそう高いものではないので、電子工作に自信がある方は同じポットを用意して自分で取り換えてみるのも良いでしょう。

自信のない方は素直に楽器店にGO。パーツ代とちょっとした配線代はかかりますが、ポットを一つ交換するだけならそこまで高い修理代金はかからないはずです。そのギター、ベースを買ったお店であればそれなりに安くやってもらえるはず。(うまくいけば無料かも?)

エレキギター、ベース ガリノイズの取り方まとめ

  • ボリューム、トーンツマミのガリノイズはポット内のホコリやサビが原因。
  • KURE 556や接点復活剤をポット内に吹き込み、勢いよく回すことで対処可能。
  • KURE 556や接点復活剤でもガリが取れない場合、ポットごと交換する必要がある。

何はともあえれ、ガリノイズが出たときは一度556や背って復活剤を試してみてください。

なお、ピックガードやコントロールパネル、バックパネルなどのネジを外すのは適当でもそう問題はありません。

が、戻すときは注意しないとネジ穴がバカになってしまい最悪二度と固定できなくなります

木ネジのはめ方の注意点は以前解説していますので、下記関連記事リンクよりご覧になっておいてください。