【文章だけでわかる!】誰でもできるベースの弦交換

2015年3月1日

ベースの弦交換優しく解説!

ベースの場合はエレキギター・アコースティックギターに比べ弦が少なくブリッジの構造もシンプルなので、作業自体は単純で簡単です。

正直画像も必要ありません。

不肖管理人、文章だけで説明しきって見せましょう。(写真撮るベースを持ってないだけ)

弦交換に際して用意しておくもの

・替え弦

・ニッパー

弦の余った部分は切るものです。弦をペグポストに何重にもぐるぐる巻くのはNGなので、ニッパーは必ず用意しておきましょう。

ワインダーはあれば便利ですが、ベースの場合弦の本数も少なくペグが大きくて回しやすく、ギター程苦労はしません。

ベースのワインダーはギターとは兼用できませんし、よほど頻繁にやるのでなければわざわざ買う程のこともないでしょう。

ベースの弦の選び方が分からないと言う方は、下記記事を参考にしてください。

 

手順1 古い弦を取り除く

まず、古い弦を切ってベースから取り除きます。

どこで切ってもかまいませんので、やりやすいように切りましょう。

但し、一点だけは必ず守ってください。

弦を切る前に必ず弦を緩めてください。

いきなり弦を切ってしまうと、その反動がベース本体やネックにダメージを与え、切った瞬間に弦がはねて危険です。

腕や顔にみみず腫れを作りたくなければ、必ずペグを緩めてから弦を切りましょう。

手順2 弦を張る

弦を張る順番は1弦側からでも4弦側からでも構いません。

気をつけなければならないのは、ペグに巻く前に弦を切る長さ。

弦をポストの下へ下へと巻いて行くのですが、弦をありったけペグポストに巻けばいいというものではありません。

ペグポストの高さにもよりますが、弦を巻くのは2巻~3巻以内くらいがベストです。

その目安となるのが、ペグ1.5個分という長さです。

ベース弦交換-弦を切る目安

女騎士「くっ……結局画像に頼ってしまうとは不覚……殺せ……!」

文章だけではわかりにくいと思いますので、画像を参考にしてください(死)

ペグとペグ間の1.5倍くらいの長さを残して巻き始めれば大体2巻~3巻程度で収まります。

なので、その1.5倍分くらいの部分で弦を直角に折ってしまいましょう。

(折り目をつけるのにはもう一つ効果があり、ペグに巻きつけやすくなるだけでなく、弦を切った際に芯線に巻かれた巻き線が緩む防止にもなります)

その後弦を切るのですが、ペグに固定される部分の長さも必要になるので、折り目+1cmくらいを残して切ると良いでしょう。

ベースの場合、ペグポストに溝があって、その真ん中に空いた穴に弦を挿し込むタイプのがペグがほとんど。

この部分に残した1cmを挿し込みます。

ペグポストに溝がなく横に穴が空いているタイプであれば、弦を折った後すぐに切らずに、折り目の部分を起点にペグに巻きつけてから、余った弦を切るのでも構いません。

弦を巻く向き

ベースの弦交換-弦を巻く方向

女騎士「一度ならず二度までも……さぁ殺せ……!」

弦の向きは、ブリッジからペグまで真っ直ぐになる方向で巻きます。

特に両連の角度付きヘッドのベースなどどうしても多少角度がついてしまうものもありますが、ヘッドを上から見て弦が真っ直ぐ、もしくは角度がなるべく緩やかになる向きに張るのが基本

逆向きに張ってしまうとナットに無駄な負荷がかかって何もいいことはありません。向きは必ず守りましょう。

手順3 仕上げ

さて、弦を巻き終わったら仕上げに弦を少し伸ばしてあげる必要があります。

新しい弦はすごく柔らかいので伸びやすく、チューニングが不安定な状態。

そのまま演奏してもすぐに弦が伸びてチューニングが狂って音が低くなってしまい、とても使えたものではありません。

ただ一度チューニングをして弦一本ずつ引っ張って、またチューニングをしてまた引っ張って……を繰り返せばOKです。

但し、端的に言えば弦を伸ばして伸びしろ=寿命を短くしているので、やり過ぎは禁物です。

ある程度チューニングが狂わなくなってきたら後は演奏・練習している内に馴染んできます。

目安としては、引っ張ってはチューニングを2,3度繰り返す程度で良いでしょう。

ベース弦交換まとめ

・弦を切る時は、必ず弦を緩めてから切る。

・ペグに弦を巻くベストな巻き数の2巻~3巻程度は、ペグ1.5個分くらいの弦の長さが目安。

・弦を張った後、数回引っ張って少し伸ばしてあげるとチューニングが安定する。

文章だけで説明すると言いつつ女騎士さんを二度も犠牲にしてしまった管理人が偉そうに言うのもなんですが、上記のポイントだけ押さえておけばベースの弦交換の作業自体はそれ程難しくありません。

どちらかというと弦を買う方がハードルが高いのではないでしょうか。

ベースの場合、ベースのスケールに合わせた弦を用意しないと最悪長さが足りずに張れない!なんてこともあり得ます。

用意するものの項目でも紹介しました弦の選び方も含めて、下記関連記事も参考にしてください。