小学校用リコーダーの選び方とバロック式・ジャーマン式リコーダーの違い

2014年9月22日

ジャーマン式リコーダーとバロック式リコーダーの違いと選び方

新入学小学生(リコーダー)イメージ

ジャーマン式リコーダーとバロック式リコーダーの違いと選び方

リコーダーにはイギリス式(バロック式)ドイツ式(ジャーマン式)呼ばれる二種類が存在しています。

『じゃあどっちがいいの?どう違うの?』 ってところが問題になるでしょう。

選び方を簡単に説明すると、

子どもが小学校で使うソプラノリコーダーを探しているならジャーマン式

楽器として色々な曲を演奏して楽しみたいならバロック式

です。

ジャーマン式はほぼ小学校での教育用

結論からいえば、小学校で使うのであればジャーマン式のリコーダーを用意すればオッケーです。

あくまでも一例ですが……

小学校の教育用としてよく使われるYAMAHAAULOSのソプラノリコーダーではこの二種類がジャーマン式で、ベター。

(地域・学校によってはジャーマン式ではなくバロック式を指定している可能性もあります。ご不明な場合は直接学校に問い合わせてください)

バロック式リコーダーとジャーマン式リコーダーとではファとファ#の運指、つまり押さえ方が違います。

小学校で演奏する曲では#や♭がつく半音階の音はあまり出てこないので『ドレミファソラシド』が吹ければ事足ります。

ジャーマン式リコーダーは音孔を全て押さえた状態でスタートし、下から指を一本ずつ離していけば『ドラミファソラシ』になります。

このように運指がわかりやすいため、小学校の教育用としてはジャーマン式のリコーダーが採用されているのです。

ちなみに、バロック式ではジャーマン式のファの運指がファ#なので、一本ずつ指を離していくとドラミファ#ソラシとなります。

(そういえば管理人も小学校の音楽の授業ではソプラノリコーダーを、中学校ではアルトリコーダーをやったのですが、運指の違いで大分混乱した記憶があります)

演奏用楽器としてならバロック式

しかし一般的な曲ではファ#はよく出てきますし、ソプラノリコーダー以外ではジャーマン式リコーダーは売られていません。

また、若干ながら音色・響きもバロック式の方が優れている特徴があります。

なので小学生の教育用ではなく演奏用の楽器としてリコーダーをお探しならバロック式を選んだ方がいいでしょう。

ジャーマン式とバロック式の見分け方

ジャーマン式のリコーダーとバロック式のリコーダーの見分け方も気になるところですよね。

本当は型番なんかで調べるのが早いのですが、リコーダーは本体には型番は記載されていないことが多く、書かれているケースをなくしたり変えているとわかりません。

一番簡単な方法は型番で調べることと、実際にファとファ#を吹いて見ること。

しかし吹くにしても木製のリコーダーは吹いた後スワブを通さないといけないので面倒ですし、預かり物の楽器だと吹くことができない場合もあるでしょう。

実はこの二つのリコーダー、見た目でも判別可能です。

どちらも構造、見た目はほとんど一緒なのですが、上(吹き口の方)から4番目と5番目の穴の大きさが違うのです。

ジャーマン式リコーダーとバロック式リコーダーの違い・見分け方は穴にある

YAMAHAのエコディア採用リコーダー。詳しくはコチラのサイトにて。

4番目と5番目の穴は大きさが異なり、バロック式とジャーマン式ではこの配置が入れ替わります。

4番目の穴が小さく5番目の穴が大きいのがバロック式

5番目の穴が小さく4番目の穴が大きいのがジャーマン式

です。

それ程使うこともないような見分け方ではありますが、豆知識として……

リコーダーの選び方まとめ

・ジャーマン式は主に小学校の教育用の楽器として用いられている。

・趣味で始めるのであれば、バロック式の方が良い。

・若干だが、音の響きはバロック式の方が優れている。

バロック式リコーダージャーマンリコーダー式ではファとファ#の運指が入れ替わる。

・ソプラノリコーダー以外のリコーダー(アルト、テナーなど)ではジャーマン式はなく、バロック式のみ。

楽器屋で勤めていると、「 この間買ったリコーダーのファの音が全然合わないんだけど。 」と仰る方の多いこと。

「 不良なので取り替えましょう 」なんて同じものをいくら取り替えたところで、運指が違うんだから改善するわけがありません。

店頭で買われる方なら確認・説明できるのでいいでしょうが、通販だとそれとわからず買ってしまう方が多いんですよね。

不良品ならともかく、口をつける楽器の交換もなかなか……と対応に苦慮することになってしまいます。

楽器屋の店員になる目標をお持ちの方や既に楽器店の店員さんである方も、この辺り気をつけましょう。

もちろん、これからリコーダーを始めたい方も是非気をつけて頂きたいところです。