9割の人が間違えているギターの分類
エレキギター?アコースティックギター?
突然ですが、楽器屋の店員になりたいという方の中でも、特にギター販売に携わりたいという方に問題です。
Q1. 画像Aのギターはエレキギターかアコースティックギターか
Q2. 画像Bのギターはクラシックギターかアコースティックギターか
答えが思い浮かんだら、下へスクロールしてください。
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Q1もQ2も、答えは『 どちらでもある 』です。
つまり、
Aはエレキギターでもあり、アコースティックギターでもある。
Bはアコースティックギターでもあり、クラシックギターでもある。
ということ。
問題がひっかけだったというか、設問自体がおかしな問題でした。
しかし、この問題の意図も理解した上で正解したあなたは、きっとギターの分類についてきちんと理解しているものと思います。
ここから先は見なくても大丈夫でしょう。
問題なのは、不正解だったみなさん。
ギター・ベースが専門外という方ならともかく、ギターやベースを扱うLM系の方、残念ながら、そんなことでは楽器業界にはいられないでしょう。
エレキギターとアコースティックギターは相反するものと思ってはいませんか?
クラシックギターはアコースティックギターではないと思ってはいませんか?
確かに一般的に相対的な構図で考えればその認識も間違ってはいませんが、より広い視野で考えると、厳密には違うということになります。
厳密に言えば、クラシックギターだってアコースティックギターの一種なんです。
また、エレキギターとアコースティックギターは相反するものではありません。
アコースティックギターながらエレキギターでもある、エレクトリックアコースティックギターというものもあります。(いわゆるエレアコ)
逆に、エレキギターながらアコースティックギターでもある、フルアコースティック(画像のA)やセミアコースティックギターもあります。
この辺り、わかっているようで意外とわかっていない方が多い。
ただ演奏するだけであれば、こんなことは知らずとも特に問題はありません。
ですが、楽器業界でギターやベースに関わる仕事に就きたい方は、この辺りは基礎知識として身につけておきたいもの。
お勉強はめんどくさいものではありますが、きちんと理解しておかないと、仕事中に同僚やお客様との話が噛みあわず困ってしまうこと間違いないでしょう。
今回からギターの種類や分類・定義の方法について、一歩突っ込んだ形で解説していきます。
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