楽器業界全体のお話

2014年7月7日

近年の楽器業界全体のお話

楽器業界イメージ
楽器店のスタッフになるにあたって直接必要な知識ではありませんし、楽器業界にいればいずれ知るであろうものですが、参考までに近年の楽器業界全体のお話をしておきましょう。

厳しいお話

楽器業界は、一時のギターやバンドブームも過ぎ去り、ギターやベースなどLM(※)の需要がピークに比べかなり減りました。
(※LightMusic=軽音楽)

最近ではオリコンチャートでもバンドなど楽器を演奏するスタイルのアーティストはほとんどランクインせず、アイドルやダンスユニットのCDばかり売れていることも、もうバンドの時代も終わったんだなぁ、と思わせる材料の一つです。

吹奏楽部など学校に楽器を納める学販も楽器業界としては毎年コンスタントに大きな売上が見込める需要ですが、こちらも少子化により徐々に減ってきています。

これは言うまでもありませんが、近年日本全体の景気もそれほどよくはありません。

楽器は嗜好品です。生活必需品ではありません。

食品のように生きていく上で必須品ではありません。

ほとんどの方にとって楽器は趣味であり、本当に生活が厳しくなれば切り捨てられるものです。

本気でプロを目指している方たちも、極端な話今日のご飯も食べられないような状況になれば演奏どころではなくなるでしょう。

こういったところで、楽器業界全体が短くない間厳しい状況にさらされているのが現状です。

根強い楽器の人気と好転の兆し?

ですが、何も厳しい話ばかりではありません。

これだけ状況が厳しくてもまだまだ楽器は根強い人気があり、嗜好品の中でも景気の良し悪しに左右されにくいジャンルでもあります。

音楽の新しい形

また、特にデジタル関連の新技術の伸びは目を見張るものがありますし、Youtubeへの演奏やライブ動画の投稿・TwitterやFacebookの活用など、音楽活動にも新しい風が吹いてきています。

それに合わせて各メーカーは、Youtubeなど動画サイト向けに特化した商品を開発など業界内でもこの流れに乗って様々な努力がなされています。

楽器の通販

楽器は長い間、通販には向かないとされていました。

デカい 』『 デリケートで配送に向かない 』『 実物に実際に触ってみないと不安

パッと思いつくだけでこれだけありますね。

デカいとそれだけ配送料が高くなるし、配送時の衝撃によって壊れてしまうこともあります。

また、どうしても楽器には個体差があるものが存在するため、触ってみないことには不安、というユーザーの声も長いことありました。

そんな楽器の通販ですが、2000年代後半くらいからインターネット通販で以前からは考えられないような伸びを見せていもます。

何度もこんな曖昧で当たり前なことを言うのは自分でもどうかとは思いますが、

そんなに楽じゃない。でもそんなに厳しくもない。

というのが現状でしょう。

正直、長くいる楽器店の先輩方はその変化に追い付けていない部分もあります。

管理人は楽器業界からはリタイアしてしまいましたが、これからの若い世代にはこういった流れも踏まえて、楽器業界を引っ張っていく活躍を見せて頂きたいものです。