【初心者ドラマー必見】 ビギナーのためのドラムスティックの選び方
初心者向き・ドラムスティックの選び方
基本的にドラムを始める際に、ドラマーが物を揃える際の優先順位としては、
ドラムスティック >> |超えられない壁| >> ドラムペダル ・ スネアドラム > シンバル類 etc…
というのが一般的。
他のバンド楽器でギターやベースの場合は楽器を購入する必要がありますが、ドラムの場合はスタジオやライブハウスなどにドラムセットやらペダルなどは一通り揃っているので、「 さぁ、ドラム始めるぞ! 」という時は、とりあえずドラムスティックだけあればOKなのです。
が、いきなりスティックを買え、なんて言われても色々あって最初は困惑してしまうでしょう。
今回はそんな>初心者向けにドラムスティックの特徴や選び方について解説します。
ちなみに、ドラムスティック関係の問い合わせは、ドラム関連の問い合わせの中でもダントツナンバーワン。
店員になりたいと言う方は、初心者ドラマーからの質問に的確に答えられるようポイントを押さえておいてくださいね。
初心者向けの定番ドラムスティック
まず最初に結論ありき。初心者にはコレが目安!
実際に販売されているモデルで一例を挙げると
- Pearl(パール) 110HC
- VIC FIRTH(ビックファース) AS5A
- TAMA H214B
- YAMAHA 5A
- Promark 5A
辺りが無難でしょう。
押さえるべきポイントはサイズが5Aであることと、チップ(スティックの先)形状が丸いもの、というところ。
この辺りを解説していきます。
ドラムスティックのサイズ(長さと太さ)
まず大事なポイントの一つが、ドラムスティックのサイズ。
一部メーカー・ブランドのものを除き、大抵のスティックには5A、5B、7Aなどというように、鉛筆の芯の硬さみたいな表記があります。
初心者はとりあえず、5Aというサイズものを選べばOK。
この5Aが『 ドラムスティックにおいて一番スタンダードなサイズ 』です。
大体のものが長さが400ミリ前後、グリップ直径14mm~14.5mm程度ですが、各社モデル等によってもマチマチです。
これは5Aのサイズに厳密な定義があるわけではなく、各社が『 うちが思うドラムスティックの最も標準的なサイズ 』(キリッ)としたものが5Aというものだから。
ブランドやモデル等によって多少のサイズのバラつきはありますが、あくまでスタンダードといえる範囲内なので、初心者はとりあえず5Aが無難、と憶えておいて問題ありません。
ひとまずは5Aのサイズで練習して、慣れてきたらその5Aを基準に自分の好みを見つけていけばいいでしょう。
なお、他のサイズで代表的なものとしては5Bや7Aがあります。
5Bは5Aよりも一回り大きいサイズで、少し太く、長いもの。
全体が大きくなったことで重量があり、よりパワフルな音を出すことが可能ですが、5Aよりも筋力や握力が必要。
7Aは5Bとは逆に、5Aよりも細くなります。
細くなった分軽くなり音の迫力は劣りますが、振りやすいので素早いストロークも楽で、細かい強弱がつけやすくなります。
手数と繊細なタッチが必要なジャズなどに向いたサイズです。
チップ形状
チップとはドラムスティックの先端のこと。
ドラムの打面やシンバルに直接当たる場所で、このチップとヘッド面やシンバルが当たる面積によって音が変わります。
上記の画像は代表的なチップの形状ですが、ビギナーには丸型や四角型のチップがオススメです。
これらのチップであればどの角度で当たっても打面の面積はある程度一定でさほど変わらないので、ビギナーでも音のバラつきなく叩くことができるのです。
逆に、先がとがった形の円錐形のものはあてる角度により面積が変わりサウンドのコントロールが可能ですが、初心者の内は音にバラつきが出やすいので、あまりオススメできません。
最初からあれこれ考えるよりも、まず基本的な動きとリズムパターンを覚えることに専念した方が良いでしょう。
叩く角度による音の違いは慣れてからでも全然遅くなりません。
初めのうちから慣れておきたい、という場合でも、せめて卵型くらいで留めて置いた方が無難です。
また、先にナイロン製のチップがついたスティックもありますが、どちらかというとチップ部分も木でできているウッドチップの物の方が一般的なので、まずはウッドチップのものでいいでしょう。
材質
ドラムスティックに使用される材質としてはヒッコリー、メイプル、オークの中ではヒッコリーが最も一般的。
最初はとりあえずヒッコリーのものを選べば無難です。
材質は単純に好みではありますが、この三種の中ではヒッコリーはクセがなく、耐久性も高いので使いやすいのが特徴です。
初心者のドラムスティック選び方 まとめ
サイズ:各社5Aのもの(径14mm~14.5mm / 長さ400mm前後)
材質:ヒッコリー
チップ形状:丸型 or 四角型 or 卵型
重さ:振ってみて違和感のないもので、大きなバラつきがないペア。
これらの条件を満たしているのが、前述のPearl 110HC、VIC FIRTH AS5A、TAMA H214B、YAMAHA 5A、Promark 5Aってわけですね。
さて、今回は初心者にオススメなスティックで定番な物を挙げました。
スティックは大体1ペアで1000円~2000円程度で販売されていますが、実は3セットで2000円など、もっと安いものもあります。
こういった安物のスティックには賛否両論あります。
しかし、管理人個人的には初心者が使うには悪くないと思うんですよね。
初心者はとにかく練習の量をこなすことが大事です。
品質はやはり高い物に比べれば安かろう悪かろうというところですが、最初のうちはまだ叩き方のフォームも出来上がっていませんし、力加減もわからずスティックの消耗も早いんです。
なので、初心者の内はこういった激安のスティックを選ぶのも全然有り。
ドラムスティックは消耗品ですから、ひたすら練習する用途にはこういったものも選択肢の一つとして憶えておくと良いでしょう。
ひとまず初心者向けのドラムスティックの選び方として解説しましたが、「 でもこういうスティックで始めてみたい! 」という方もいらっしゃると思います。
もちろん本人さえよければそれで全然OK。
今回はあくまでも初心者にとって無難なものをご紹介したまでですから。
ただし、「 いきなりそれはやめといた方がいいのでは・・・ 」というものもあります。
長くなってしまったので記事を分けましたが、今回の補足としてそういったものをまとめておきましので、下記リンクから併せてお読みになっておいてください。
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