指板を磨くときマスキングテープは貼る?貼らない?

2017年12月13日

フレットを磨くとき、マスキングテープっていらないの?

マスキングテープで保護し、キレイに磨き終わったフレット。

マスキングテープで保護し、キレイに磨き終わったフレット。

ギターやベースのフレットを磨くときは、マスキングテープなどで指板面を保護するのが基本です。

近年巷ではマスキングテープ保護不要説も流れています。

確かに、指板の状態と使う道具によってはマスキングテープ無しでも作業自体は可能です。

が、安易に考えてはいけません。あくまでも ” ただちに影響はない ” なんて政治家のセリフみたいな話なんです。

この記事のポイント!

ポイント1
保護なしでもすぐに影響が出ない場合もある。
ポイント2
が、長期的に考えれば保護した方が良い。

指板と道具による。

前提として、気をつけていてもフレットを磨くときはフレットのすぐ前後の指板も一部分磨いてしまいます。

それでも大丈夫かどうかは、塗装のないローズウッド指板塗装されたメイプル指板か、そしてどんな道具を使うかによって話が変わります。

今回はピカール(金属研磨剤代表)、メタルクロス、スチールウールを使った場合で考えます。

ピカールの場合、基本的に全部保護は必要!

磨くフレットの左右にマスキングテープを貼って保護

ピカールなどを使う場合は基本的にマスキングテープで保護必須!

ピカールなど金属研磨剤を使ってフレットを磨くときは必ずマスキングテープによる保護が必要です。

ローズウッド指板を保護せずにピカールを使ったらピカールがローズウッドに染み込んでしまいます。

これはペースト状のピカールケアーやグラノールなど他の金属研磨剤でも同様。

またツヤ消し塗装のメイプル指板に保護なしで研磨剤を使うのは論外。ツヤがでます。それもフレットの周りだけ。超ダサい。

特にマット質感のツヤ消し塗装は塗膜が薄いことが多いので、最悪塗装がハゲてメイプルの下地が出てきてしまう可能性もあります。

絶対に保護しましょう。

ツヤ有りメイプル指板ならピカール&保護なしで大丈夫?

つや有メイプル指板のベース

つや有メイプル指板のベース。

唯一、ピカールなどを使う時に保護がなくても影響が少ないのがツヤ有り塗装のメイプル指板。

が、ここがいわゆる ” ただちに影響はない ” であって、少なからず影響はあります。

ツヤ有り塗装の塗膜は、ピカールよりも目の細かいコンパウンドとバフ布&機械のパワーによる摩擦熱で磨きこんで作られます。

金属紛のついたウエスで指板磨きたい?

金属紛のついたウエスで指板磨きたい?

その上から目の粗いピカールと人力を使い、しかも鉄粉付きのウエスで磨いたら…

結果、超キレイなツヤが微妙なツヤで上書きされてしまいます。指板全体をムラなくならともかく、フレットの周りだけ。

それで気にならないのであれば構いませんが、やはり保護は必要と考えた方が良いでしょう。

これはメイプル指板だけでなく、リッケンバッカーなど塗装のあるローズウッド指板でも同様です。

メタルクロスはギリギリセーフなようなアウトなような…

メタルクロスでフレットを磨くときの保護は簡易的でもオッケー

メタルクロスでも保護は必要だが、簡易的保護でOK。

メタルクロスは他に比べるとまだ指板への影響が少ない部類です。

が、ドライクロスでの乾拭きに比べればやはり多少なりとも磨く力があるので、やはり保護はしておいた方が無難です。

もちろん ” ただちに影響はない ” レベルなので一度や二度でそこまであとがつくことはないでしょう。

しかし、ずっと繰り返していればいずれ磨かれた部分だけ他とは違いが出てしまいます。大切な楽器なら、ちゃんと保護をした方が良いでしょう。

ただ、メタルクロスなら指板に染み込んだり塗膜につくようなことはありません。

クリアファイルを切り抜いたような簡易プロテクターでも問題ありません。

スチールウールで保護はどんな指板でもアウト。

スチールウールでフレットを磨くときはマスキングテープ必須。

スチールウールは一番目の細かい#0000でもかなり粗いので、何かしらの保護は必要です。

保護なしの指板をスチールウールで磨くなんて考えたくもない。細かい傷だらけになるのでやめてください。

そもそもスチールウールはフレットに使っても微妙に粗くて若干白っぽくなるくらいです。

割と真面目に、メイプル指板の塗装ハゲちゃうかも。

指板を磨くときマスキングテープ貼らなくてもいい? まとめ

  • ピカール × ツヤ有りメイプル指板など、保護なしでも影響が出にくい場合もある。
  • しかしどんな組み合わせでも、長期的に考えれば徐々にフレット周りだけ見た目にムラが出てくる。
  • 液状、ペースト状のピカールの場合は必ずマスキングテープで保護すべし。
  • ドライタイプなメタルクロスやスチールウールの場合はマスキングテープ以外の簡易的な保護でもオッケー。

結論、どんなやり方でフレットを磨くにしたって、何らかの保護は必要ってことです。

多少面倒ではありますが、指板がださ~いことになってからではそれを直したりごまがす方が面倒。

マスキングテープに限らず下の商品のような手軽にできるものもありますから、せめてこういったものだけでも使いましょう。

(ただこれ、研磨剤は隙間から指板についてしまう可能性が高いので注意しつつ。)

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