ベース初心者にオススメの練習用アンプと選び方

2018年2月19日

ベース

ベースはあるけどアンプをどれにすればいいかわからない……

なんて方向けに、初心者に安心してオススメできる練習用小型ベースアンプをご紹介します。

初心者ベーシストのベースアンプ選び方

初心者ベーシストの練習用ベースアンプの選び方で最も大事な要素は、ヘッドフォンにつなげること。

広大な敷地を持つ屋敷か防音設備の整った地下室でもない限り、この点だけは絶対に守った方が良いです。

騒音を気にせずいつでも気軽に練習ができる環境を作ることが、ベースが上達する最大の要素です。

amPhoneならヘッドフォンがそのままベースアンプに!

ベース初心者にオススメのamPhoneBass

VOXアンプ 公式ページより。

ベース初心者にオススメの VOX amPhone Bass。

自宅ではヘッドフォンやイヤホンでしか練習しない方も多いのではないでしょうか。

騒音の問題だったり、そもそも自宅練習用アンプのスピーカーで出る低音では満足できなかったり。

そういった方にはぜひともVOX amPhoneがオススメ。

ヘッドフォンにアンプを内蔵した一体型ベースアンプで、ベースにプラグを挿すだけで使うことができます。

ベースをやり始めた頃に誰もが考えたことがあるであろう「 ベース本体にヘッドフォン挿しても音が出ればいいのに。 」を叶えたアイデア商品です。

もちろん、コンプレッサーやオーバードライブなどエフェクターのアウトプットにつないでも使えます。

サウンドもベース用にチューニングされており、音質も低音も音圧も、練習用としては十分すぎるほど。

さすがにライブハウスやスタジオにあるような大型アンプに比べれば劣りますが、練習用としてよく使われる10ワット~15ワットレベルのベースアンプと比べて全く遜色ありません。

この辺はさすが老舗アンプメーカーVOXといったところ。(VOXはかのビートルズも使ったことで有名なブランドです)

AUXインプットもついているのでiPhoneやスマホから流している音楽に合わせての練習も可能です。(もうiPhoneにはイヤホンジャックなくなってますけど)

ベース用ですが、ダイナミックレンジが広いのでエレアコやエレキギターのクリーンサウンド用で使うにもGoodです。

ナルガッキ 中の人も愛用中。ちなみに、ベースアンプとしてだけでなく普通のヘッドフォンとしてスマホにつないで音楽を聴くことも可能です。

自分のヘッドフォンを使えるamPlugもオススメ

VOXアンプ 公式ページより。

amPlugなら自分のヘッドフォンを使える。

amPhoneはヘッドフォン一体型のベースアンプですが、自分の持っているヘッドフォンやイヤホンをつなげるamPlugもあります。

エレキギターやベースのアウトプットジャックに直接挿して、amPhoneに好きなイヤホンやヘッドフォンを挿せるもの。

いうなれば、amPhoneはヘッドフォン型のヘッドフォンアンプで、こちらのamPlugはベースに直接挿せるプラグ型のヘッドフォンアンプです。

(もともと先にamPlugが出て、その人気を受けてヘッドフォン一体型のamPhoneが発売されています)

もしお気に入りのヘッドフォンやハイファイなイヤホンなどを持っていてそちらを使いたい場合はamPhoneよりもamPlugの方良いでしょう。

ただ、ベースに限らずエレキ楽器の練習でイヤホンはあまりオススメしません。ベースは低音楽器のため聞こえにくく音量を上げてしまいがちで、音圧も強い楽器。どうしても耳に負担をかけてしまいます。

特にカナル型やインイヤータイプのイヤホンでは耳の中に直接負担がかかるので、聴力を悪くする危険性が高いです。イヤホンよりヘッドフォンの方が耳に優しいので、なるべくヘッドフォンを使ったほうが良いでしょう。

Ibanez IBZ10BV2

Ibazez公式ページより。

据え置き型ではIbanez の IBZ10BV2がオススメです。

普通の据え置き型のベースアンプであればIbanez(アイバニーズ)のIBZ10BV2がオススメです。

自宅練習アンプとしてに価格と音量、サイズのバランスが最高。もちろん他にも、Fernandes BS-15やVOX PFB-10など同じ10ワットクラスのベースアンプは他にもあります。

が、私個人的な好みからIbanezがオススメ。コンパクトながらTreble、Middle、Highと3バンドイコライザーを持ち、音作りの練習も可能。

見た目も真っ黒一色でクセがなく、インテリアに合わせやすいかと。

私はamPhoneを買うまではコチラを愛用していました。amPhoneが優秀すぎたので人に譲りましたが。(その前はFernandesのBS-15でしたが故障)

ミニアンプはオススメしない

電池駆動もできる卓上タイプのミニアンプは便利ですが、ベース使うのはあまりオススメしません

もとより音質もあまりよくなく、音圧の強いベースでは音が割れてまともに出ないものがほとんど。

音を歪ませることの多いエレキギターであればまだいいにしても、お世辞にもベース向きとはいえません。そもそもベース用として出ているものも少ないので避けた方が無難でしょう。

どうしても卓上ミニアンプが良いって方は、amPlugを取り付けてミニアンプ化する専用の小型スピーカーキャビネットが出ています。

インテリアとしてもカワイイので、ベース用amPlugとセットですると良いでしょう。ミニアンプとして気にいらなくても、amPlugは別に使えますし。

ベース初心者にオススメの練習用アンプ まとめ

  • ヘッドフォンでしか出さないならヘッドフォンアンプ VOX amPhoneやamPlugが超便利。
  • スピーカーからも出す場合は、Ibanez IBZ10V2がオススメ
  • ベースに卓上タイプのミニアンプはオススメしない。

もちろんお金を出していけばもっといいアンプもたくさんあります。が、低音楽器であるベースの音をいいサウンドで出すためにはある程度のワット数とスピーカーの口径が必要になります。

必然的にアンプ自体も巨大化し、音も大きくなっていきます。そして値段も高価に。

今回ご紹介したVOX amPhone や Ibanez IBZ10BV2は、小さくてお手頃価格ながらそれなりに音質の良いものをオススメいたしました。

もしこれら小さめのベースアンプでは満足できない方は、Ampeg(アンペグ)やHartke(ハートキー)、Trace Elliot(トレースエリオット)辺りからピンときたブランドの小さめのアンプを選ぶと良いでしょう。

ただし、サイズ的に自宅で使うには20ワット~50ワット程度が限界。50ワットクラスになると音量もサイズもちょっと軽くライブができるレベル。

出せる音量、置くスペース、予算などのバランス見極めつつ、最適なベースアンプを見つけてください。