アンプの種類 ミニアンプ

2014年11月30日

ミニアンプとは

fenderusaミニアンプminitonemaster

Fender社のミニアンプ Mini Tone Master

ミニアンプとは、呼んで字の如く、小さいアンプのことですが……

色々なタイプのものがあり、定義がハッキリと決まっているわけではありませんが、一般的には卓上に置けるレベル・ベルトなどに付けて練習ができるレベルの小さな練習用アンプのことを指します。

 

ミニアンプの特徴

ミニアンプと一括りにしても色々なタイプがありモデルにもよりますが、その多くに共通している特徴はサイズが小さく、机の上に置いてちょこっと演奏したり、自宅から持ち出すのに便利と言う点。

小型であることを活かすためそのほとんどが電池駆動で、使う場所を選びません。

電源アダプターも使えるタイプが多く、据え置き型としても使えるモデルもあります。

ミニアンプのデメリットとして音量の小ささと音圧の弱さが挙げられます。出力は数ワットから大きくても10ワット未満程度で、あまり大きな音量は出せません。

一般的なラジオ程度のサイズのものであれば、そのまんまラジオと同じくらいの音量程度がほとんど。

電池駆動なので電圧も低いですし、スピーカーも小さいので、良い音色を出すための条件としても据え置き型のアンプに比べれば不利です。

そのため、外に持ち出したいという方や練習用アンプにスペースをとられたくない、という方向けで、スペースが十分にあり特に持ち出す必要のない場合は、わざわざミニアンプを選ぶ必要もないでしょう。

練習によく使われることもあり、そのほとんどはヘッドフォン端子がついています。

また、演奏者のベルト等に付けられるように背面に金具がついていたりと、各社使い勝手をよくする工夫が施されていたりもします。

実際販売されているモデルですが、自社の人気アンプをミニチュアっぽくしたものが多く、ユーザーは実用性よりもインテリアやオモチャ感覚で愛されているモデルも多いように感じます。

通称タバコアンプとして愛されているスモーキーアンプなんかはそのいい例ですね。

スモーキーアンプ

大人気のミニアンプ スモーキーアンプ

このサイズで9Vの電圧を確保しているし、音はサイズの有に悪くないんですが、ツマミ類は一切ないし、正直使い勝手の良いアンプとは言えません。

それでもやはりこの見た目が大人気なんですよね。

オリジナルデザインのものもありますが、実際のタバコのパッケージを使用しておりその種類が多くコレクションしている方もいらっしゃる程です。

実際そんなにヘビーに使っているという人もすくないとは思いますが、ミニアンプ自体はやはり見た目重視というか、オモチャ感覚で使うという方が多いかと思います。

どれくらい小さければミニアンプ?

上記で色々書きましたが、ミニアンプにはこういった特徴がある、という一般的な認識であって、これらの条件を満たしていれば全てミニアンプと言えるか、と言うとまた別問題です。

実際、電池駆動でもなくヘッドフォン端子もない5ワット程度の真空管アンプなんかも商品としてありますが、通常の真空管アンプに比べればはるかに小さく、ミニチュアっぽい姿になるのでミニアンプと呼ぶこともあります。

15ワット程度までの練習用のアンプのことをミニアンプとして認識している方もいらっしゃいますし。

当サイトでは電池駆動が可能で身に付けていても苦にならない程度の小型なポータブルアンプをミニアンプとして解説しましたが、この辺りは主観的な部分も多く、特に規定はないので柔軟に考えて頂ければと思います。